ソニー LinkBuds S レビュー|洗濯物を干しながら子どもの声も聞く。小柄な耳に収まったノイキャンイヤホン

在宅の日の通話は、何年も前に買った有線のイヤホンマイクで受けていました。コードが引き出しの取っ手に引っかかり、洗濯機の終了ブザーが相手に聞こえてしまう。家事の合間にラジオを聴こうにも、下の子が昼寝をしているあいだは、スピーカーを鳴らせません。**ソニーのLinkBuds S(WF-LS900N)**は、**小型・軽量**の本体に**ノイズキャンセリング**と**外音取り込み**を備えた完全ワイヤレスイヤホンです。Amazonで**¥18,645**。「**家の音を聞き逃さずに、通話と家事中の『ながら聴き』を1つで済ませられるか**」を、9月から1か月使って確かめました。
ソニー LinkBuds S WF-LS900N(ノイズキャンセリング) を選んだ理由・購入のきっかけ
わが家は夫と子ども2人の4人家族で、上の子は小学生、下の子は2歳を過ぎたところです。築30年の賃貸で音を出す道具は、台所とベランダがJBL FLIP 7、リビングのテレビがヤマハのサウンドバー。どちらも「音を出してよい時間」のための道具です。残っていたのが、下の子が昼寝をしている時間、夜、そして仕事の通話でした。もうひとつの悩みは、耳の小ささです。小柄なせいか、これまで試したイヤホンは、歩くと落ちそうになるか、30分で耳が痛くなるかのどちらか。小さいことが、いちばんの条件でした。 LinkBuds Sは、メーカーの説明で、同社の従来の上位モデルより40%小型化した本体に、その上位モデルと同じ統合プロセッサーV1を搭載し、小型・軽量ながら高いノイズキャンセリング性能を実現したとされています。外音取り込みは従来モデルより取り込み量を増やし、イヤホンを外さずに「ながら聴き」ができるという説明。通話には高精度ボイスピックアップテクノロジーを使っています。ほかに、自動制御機能、防滴IPX4、立体音響、ハイレゾに対応。形は、耳から飛び出す量を抑えて重心を頭に近づけ、耳との接触面を増やした「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」です。メーカーは「ノイズキャンセリングとハイレゾ対応で世界最小・最軽量」と表記していますが、これは注釈つきの表現で、条件は商品説明に書かれていません。 価格はAmazonで¥18,645(2026年10月3日確認、Amazon.co.jpの販売)、楽天では¥19,980でした(同日時点)。Amazonの評価は4.1/2,504件です。なお、本体の重さ、連続で再生できる時間、同時に2台の機器とつなげるかどうか、付属するイヤーピースの種類は、私が確認した商品説明には見当たりませんでした。
届いてみた第一印象(開封レビュー)
箱から出した充電ケースは、手のひらに収まる大きさでした。ふたを開けると、豆のような本体が2つ。つまんでみると、これまで使ったどのイヤホンよりも小さく、軽いと感じます。 耳に入れてみて、まず驚いたのは、鏡で見たときに耳からほとんど飛び出していないことでした。イヤーピースは、箱に入っていたもののうち、小さいサイズに付け替えています。頭を振っても、洗濯かごを抱えてしゃがんでも、落ちる気配がありません。耳が小さくて合うイヤホンがなかった私には、ここがいちばんうれしい点でした。 スマホとは、取扱説明書の手順どおりにつなぎました。最初に試したのは外音取り込みです。ラジオを小さく流したまま、リビングで遊ぶ下の子の「ママ」という声が、ちゃんと聞こえる。次にノイズキャンセリングに切り替えると、回っていた換気扇の音が、すっと遠くなりました。同じイヤホンで、聞きたい音と遠ざけたい音を選べる。家の中で使うには、この切り替えが要だと感じました。
実際に使って良かった点(メリット)
1メリット1:小さくて軽く、小柄な私の耳にも収まる
メーカーは、従来の上位モデルより40%小型化したと説明しています。耳から飛び出す量を抑えた形と、接触面を増やした「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」のおかげか、私の小さな耳でも、押し込まなくても収まりました。洗濯物を干して、しゃがんで、また立つ。その動きの中で、落ちそうになったことは1か月で一度もありません。耳の形には個人差があるので、合うかどうかは人によります。
2メリット2:外音取り込みで、子どもの声を聞きながら使える
外音取り込みは、イヤホンを外さずに「ながら聴き」ができると説明されています。洗濯物を干すあいだ、片方の耳だけに着けて外音取り込みにしておくと、ラジオを聴きながら、リビングの子どもの声や玄関のチャイムに気づけます。子どもを見ている時間は、ノイズキャンセリングを使わないのが、わが家の決まりです。
3メリット3:ノイズキャンセリングで、家の音を遠ざけて集中できる
メーカーは、統合プロセッサーV1で、小型・軽量ながら高いノイズキャンセリング性能を実現したと説明しています。在宅の日、子どもたちが学校と保育園に行っている時間に使うと、換気扇や洗濯機、外の工事の音が遠くなり、目の前の書類に集中しやすくなりました。すべての音がなくなるわけではなく、人の声やチャイムは小さく聞こえます。
4メリット4:通話で、こちらの声が届きやすくなった
通話には高精度ボイスピックアップテクノロジーが使われています。有線のイヤホンマイクのころは、洗濯機が回っていると「後ろの音が大きい」と言われることがありました。LinkBuds Sに替えてからは、同じ状況でも聞き返されることが減っています。コードがないので、通話しながら立ってお茶をいれられるのも、小さな利点です。
5メリット5:IPX4の防滴で、台所の水はねを気にしすぎなくていい
防滴IPX4に対応しています。洗い物の水がはねたり、汗をかいたりする程度なら、そのたびに外さなくて済みます。ただし、水につけたり、お風呂で使ったりするための等級ではありません。濡れたときの手入れは、取扱説明書に従っています。
気になった点・いまいちなところ(デメリット)
1デメリット1:重さや再生時間が、商品説明に書かれていない
軽いことが持ち味のイヤホンなのに、本体が何gなのか、連続で何時間再生できるのかは、商品説明に見当たりませんでした。同時に2台の機器とつなげるかどうかも書かれていません。わが家では、午前と午後の通話、夕方の家事で使い、合間に充電ケースへ戻して1日もっています。長い時間を続けて使う人は、メーカーの情報で確かめてから選んでください。
2デメリット2:ノイズキャンセリング中は、家の音に気づきにくい
音を遠ざける機能は、子どもの泣き声や、やかんの音、チャイムにも気づきにくくなるということです。わが家では、子どもが家にいる時間と、火を使っているあいだは、ノイズキャンセリングを使いません。外を歩くときや自転車に乗るときは、イヤホンそのものを着けないことにしています。便利な機能ほど、使う場面を決めておく必要があります。
3デメリット3:小さいので、なくしやすく、子どもの口にも入る大きさ
本体もイヤーピースも小さく、2歳の下の子の口に入る大きさです。テーブルに置きっぱなしにして、ひやっとしたことが一度ありました。それからは、外したら必ず充電ケースに戻し、ケースは子どもの手が届かない棚の上へ。片方だけ落とすと探すのも大変なので、置き場所を決めておくことをおすすめします。
4デメリット4:耳をふさぐ形なので、長い時間は休みを入れたい
耳に入れるタイプなので、長く着けていると、耳の中が蒸れてきます。私は、通話が終わったら外す、1時間に1回は耳を休める、と決めました。音量を上げすぎないことも大事です。耳にかゆみや痛みが出たら使うのをやめ、続くようなら耳鼻科に相談してください。
こんなシーンで使っています(使い方・活用例)
在宅の日、午前と午後の通話
打ち合わせの5分前に充電ケースから出して、両耳に着けます。子どもたちがいない時間なので、ノイズキャンセリングに。相手の声がはっきり聞こえ、こちらの声も届いているようです。終わったらケースに戻して、耳を休めます。資料は机のモニター、声はLinkBuds S、という分担になりました。
下の子の昼寝中、洗濯物を干しながら
週末、下の子が昼寝をしているあいだに、洗濯物を干します。スピーカーは鳴らせないので、片耳だけ着けて外音取り込みに。ラジオを小さな音で聴きながら、布団の上の下の子が起きた気配にも気づけます。もう片方は充電ケースに入れて、エプロンのポケットへ。泣き声が聞こえたら、すぐに外して向かいます。
夜、子どもが寝たあとの洗い物
子どもたちが寝たあと、ドラマを見る前に、台所で洗い物を片付けます。夜はFLIP 7を鳴らしにくいので、ここはイヤホンの出番。水がはねる場所ですが、防滴IPX4なので気にしすぎずに済みます。夫に話しかけられても分かるよう、ここでも外音取り込みにしています。
類似品・他社製品との比較
当サイトでは、タイガがApple AirPods Pro 3(Amazon¥42,800)とAnker Soundcore Liberty 5(Amazon¥14,990)を、リョウがAnker Soundcore Liberty 4 Pro(Amazon¥19,990)をレビューしています。AirPods Pro 3は、心拍数センサーやライブ翻訳まで備えたモデルで(タイガのレビューより)、LinkBuds Sより24,155円高くなります。Liberty 4 Proは、単体で最大10時間の再生と、充電ケースのスクリーンが特徴で(リョウのレビューより)、差は1,345円。Liberty 5は3,655円安く、LDACとマルチポイント接続に対応しています(タイガのレビューより)。LinkBuds Sは、再生時間が商品説明に書かれていないのが弱みですが、本体の小ささと、家の音を聞きながら使える外音取り込みが、私の使い方には合っていました。長い時間を続けて使うならLiberty 4 Pro、価格を抑えて機能をそろえたいならLiberty 5、耳が小さくて、家の音を聞きながら使いたいならLinkBuds S、というのが私の分け方です。音を出してよい時間は、これまでどおりJBL FLIP 7(Amazon¥16,000)に任せています。
🙆 おすすめな人
- ・耳が小さく、イヤホンが落ちやすい・痛くなりやすい人
- ・子どもの声や家の音を聞きながら、ラジオや音楽を聴きたい人
- ・在宅の通話で、まわりの生活音が気になっている人
- ・台所や洗濯の合間に、コードなしで使いたい人
🙅 向いていない人
- ・連続再生時間や重さを、商品説明の数字で確かめてから買いたい人
- ・耳をふさがないタイプのイヤホンを探している人
- ・子どもを見ている時間にも、ノイズキャンセリングを使いたい人(家の音に気づきにくくなる)
ソニー LinkBuds S WF-LS900N(ノイズキャンセリング) のよくある質問・口コミ・評判(FAQ)
Q.耳が小さくても合う?
Q.子どもを見ながら使っても大丈夫?
Q.通話や、オンラインの打ち合わせに使える?
Q.防水? お風呂や雨の日に使える?
Q.再生時間や重さは?
総評・まとめ:買って良かったか?
LinkBuds Sにしてから、在宅の通話と、家事の合間の『ながら聴き』が、1つのイヤホンで済むようになりました。小さな耳にも収まり、外音取り込みにしておけば、ラジオを聴きながら子どもの声に気づける。子どもたちがいない時間は、ノイズキャンセリングで家の音を遠ざけて、書類に集中できます。 一方で、重さや再生時間が商品説明に書かれていないこと、ノイズキャンセリング中は家の音に気づきにくいこと、子どもの口に入る大きさであることは、買う前に知っておきたい点でした。それでも、耳が小さくて合うイヤホンがなかった人、家の音を聞きながら使いたい人には、¥18,645で選びやすいイヤホンです。
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