SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340 レビュー|フライパンで焼く日の1台。ST-310と使い分ける、火口の広いシングルバーナー

ひとりで出かける日の火は、ずっとSOTOのST-310でした。湯を沸かし、メスティンで米を炊くぶんには不満がありません。ただ、18cmのフライパンで肉を焼くと、真ん中ばかりに焼き色がつき、端まで火を通すのにフライパンを動かし続けることになります。8月の終わりに買い足したのが、同じSOTOの**レギュレーターストーブ Range ST-340**です。発熱量は**3.3kW(2,800kcal/h)**、火口は**直径6.6cm**、載せられるのは**直径11〜19cmのクッカーやフライパン**。Amazonで**¥9,790**。「**フライパンで焼く料理を、シングルバーナー1台でこなせるか**」を、この1か月で確かめました。
SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340 を選んだ理由・購入のきっかけ
キャンプには、年に何回か友人と車で出かけます。4〜5人以上のグループなら、調理台にコールマンのツーバーナー、テーブルにイワタニのタフまる。ひとりで荷物を背負って出かける日は、手のひらサイズに畳めるST-310。その間にあたる、ひとりや2〜3人で、車で出かける日の火が、私の道具には欠けていました。ツーバーナーを広げるほどではないけれど、湯沸かしだけでなく、フライパンでちゃんと焼きたい日です。 ST-340は、SOTOのカセットボンベ(CB缶)を使うシングルバーナーです。発熱量は3.3kW(2,800kcal/h)、火口は直径6.6cmで、直径11〜19cmのクッカーやフライパンに対応。メーカーの説明では、寒さなどでボンベのガス圧が下がるとガスの通り道が広がり、バーナーへ送るガスの総量を保つマイクロレギュレーターを搭載していて、5℃〜25℃の環境下や連続使用下でも火力を保てるとされています。連続燃焼は約1.4時間(ST-760使用時)。折りたたみ式で、本体は360g。使用時のサイズは幅16.6×奥行14.2×高さ11.0cm、収納時は幅14.0×奥行7.0×高さ11.0cm(どちらも本体のみ)です。点火アシストレバーが付いていて、付属品は収納ポーチ。材質は、バーナー・器具栓つまみ・ゴトクがステンレス、ボンベホルダーと点火スイッチが樹脂。日本製で、保証はお買い上げ日から1年。別売りのカコムシリーズにも対応しています。 使用燃料はSOTOのCB缶(ST-760、ST-700、CB TOUGH 125/220)で、ガスは付属しません。価格はAmazonで¥9,790(2026年10月4日確認、Amazon.co.jpの販売)、楽天でも¥9,790でした。Amazonの評価は4.6/931件です。なお、風防の有無(付属品は収納ポーチだけです)、5℃を下回る環境での火力、ゴトクの耐荷重、湯が沸くまでの時間は、私が確認した商品説明には記載がありません。火を使う道具なので、テントの中や車内では使わない、屋外の風通しのよい場所で、指定のボンベを使い、取扱説明書の注意に従うことを前提に書きます。
届いてみた第一印象(開封レビュー)
収納ポーチから出した本体は、ST-310より一回り大きく、畳んだ状態でも厚みがあります。それでも360gなので、手に持つと拍子抜けするほど軽い。ゴトクを開き、取扱説明書でボンベの向きを確かめてから、SOTOのCB缶を取り付けました。 うれしかったのは、点火アシストレバーが最初から付いていることです。ST-310では、点火スイッチが奥まった位置にあって押しにくく、あとから純正のレバーを買い足しました。ST-340は、箱から出したままの状態で、レバーを押せば火がつきます。 最初に使ったのは、8月最後の週末、ひとりで車を出した河原です。18cmのフライパンを載せて、鶏もも肉を皮目から焼きました。炎が広い輪になってフライパンの底に当たり、真ん中だけが先に焦げる感じが薄れた、というのが第一印象です。時間や温度を測ったわけではないので、あくまで私の感覚ですが、フライパンを動かす回数は減りました。
実際に使って良かった点(メリット)
1メリット1:火口が広く、19cmまでのフライパンで焼きやすい
火口は直径6.6cm、発熱量は3.3kW(2,800kcal/h)。対応するクッカーは直径11〜19cmです。18cmのフライパンで肉を焼いても、端の具に火が入るのを待つ時間が短くなったと感じました。湯を沸かすだけならST-310で足りていましたが、焼く・炒めるが中心の日は、こちらのほうが料理に集中できます。測ったわけではないので、感じ方は鍋の厚みや風で変わるはずです。
2メリット2:点火アシストレバーが最初から付いている
点火アシストレバーあり。箱から出した状態で、レバーを押して点火できます。ST-310では、奥まった点火スイッチを手探りで押していたので、この違いは使うたびに感じます。火がついたら、器具栓つまみで火加減を調整。顔や手を火口の真上に出さないことだけは、どのバーナーでも同じです。
3メリット3:360gで折りたため、収納ポーチに収まる
本体は360g、収納時は幅14.0×奥行7.0×高さ11.0cm。収納ポーチが付属するので、ほかの道具とぶつかっても気になりません。車で出かける日は、キャンプ道具のコンテナの隅に入れています。家では、ボンベを外して、ポーチに入れた状態で収納へ。場所を取らないのは、マンション暮らしにはありがたい点です。
4メリット4:燃料はSOTOのCB缶。1本で約1.4時間
使用燃料はSOTOのCB缶(ST-760、ST-700、CB TOUGH 125/220)。連続燃焼は約1.4時間(ST-760使用時)です。日帰りの昼ごはん1回なら、1本で足りました。それでも、火加減や気温で使える時間は変わるので、予備を1本持っていきます。ST-310でもSOTOのボンベを使っているので、買い置きを1種類にそろえられるのも助かります。
気になった点・いまいちなところ(デメリット)
1デメリット1:¥9,790。ST-310より2,310円高い
Amazonで¥9,790。私がレビューしているST-310(Amazon¥7,480)より2,310円高い価格です。湯を沸かす、メスティンで米を炊く、という使い方が中心なら、ST-310で困る場面は多くありません。フライパンで焼く料理をどれだけ作るかで、差額の受け止め方が変わります。
2デメリット2:載せられるのは直径19cmまで。大きな鍋や鉄板は使えない
対応するのは直径11〜19cmのクッカーやフライパンです。それより大きな鍋や鉄板は、バーナーの熱がボンベに伝わってボンベが過熱するおそれがあるので、載せません。4〜5人分の鍋は、これまでどおりタフまるやツーバーナーの出番です。使える調理器具の大きさと置き方は、取扱説明書に従ってください。
3デメリット3:風防は付属しない。風のある日は炎が流れる
付属品は収納ポーチだけで、風防は入っていません。河原で風が出てくると炎が横に流れ、フライパンの片側だけ焼き色が弱くなりました。風をよけたくなりますが、ボンベまで囲ってしまうような風防の立て方は、ボンベが熱くなって危険です。私は、風上に荷物のコンテナを置いて風を弱め、それでも強い日は火を使う料理をあきらめます。風防を使う場合は、取扱説明書で認められた方法だけにしてください。
4デメリット4:テントの中や車内では使えない。使ったあとはゴトクが熱い
雨の日に、テントの中や車の中で使いたくなる場面がありますが、使いません。一酸化炭素中毒や火災のおそれがあるためです。使うのは、屋外の風通しのよい場所だけ。また、使い終わってしばらくはゴトクとバーナーが熱く、すぐにはポーチへしまえません。撤収を急ぐ日ほど、先に火を止めて、冷ます時間を見込んでおく必要があります。
こんなシーンで使っています(使い方・活用例)
8月最後の週末、ひとりで河原へ
平らな場所にアルミのテーブルを置き、その上でST-340を開きます。18cmのフライパンで鶏もも肉を焼き、焼けたら同じフライパンで野菜を炒めました。火のまわりに紙や袋を置かない、火をつけたままそばを離れない。ひとりの日ほど、自分で決めた手順を声に出して確かめています。
9月の1泊キャンプ、朝の調理台で
朝は、前の晩に拭いてしまったツーバーナーを出し直さず、調理台にST-340だけを置きました。18cmのフライパンでベーコンと目玉焼きを焼き、テーブルのタフまるではスープを温める。タープの下でも、風が通る端の位置に置き、テントの中には持ち込みません。5人分を一度には焼けないので、2回に分けて焼きました。
使わない週は、ボンベを外して家の収納へ
家では、ポーチに入れて、玄関に近い収納の子どもの手が届かない上の段に置いています。ボンベは本体から外して、別に保管。娘は火のつく道具に興味を持つ年ごろなので、点火レバーに触れられない置き方にしています。停電のときに家で使う場合も、換気をして、取扱説明書の注意どおりに使うつもりです。
類似品・他社製品との比較
私がレビューしているSOTO レギュレーターストーブ ST-310(Amazon¥7,480)は、ST-340より2,310円安く、手のひらサイズに畳めるソロ向けのバーナーです。荷物を背負って出かける日、湯沸かしと炊飯が中心の日はST-310。車で出かけて、フライパンで焼く料理をする日はST-340。2台を持ってみて、役割ははっきり分かれました。これから1台目を選ぶなら、作りたい料理がどちらに近いかで決めるのがよいと思います。 同じく私が使っているイワタニ カセットフー タフまる(Amazon¥6,940)は、ST-340より2,850円安いカセットコンロで、テーブルの真ん中に置いて大人数で鍋を囲むための道具。コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブII(Amazon¥12,712)は2,922円高く、2口を同時に使ってグループの炊事を回す道具です。大きな鍋を囲むならタフまる、4〜5人分を2口で同時に作るならツーバーナー、ひとりから2〜3人でフライパン料理をするならST-340、というのが私の使い分けです。
🙆 おすすめな人
- ・シングルバーナーで、焼く・炒める料理までしたい人
- ・直径19cmまでのフライパンやクッカーを使う、ひとりから2〜3人のキャンプをする人
- ・点火アシストレバーが最初から付いたモデルを選びたい人
- ・屋外で、指定のボンベと取扱説明書の注意を守って使える人
🙅 向いていない人
- ・湯沸かしと炊飯が中心で、荷物を少しでも小さくしたい人(私はST-310を使っています)
- ・直径19cmを超える大きな鍋や鉄板を載せたい人
- ・テントの中や車内で使える熱源を探している人(使えません)
SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340 のよくある質問・口コミ・評判(FAQ)
Q.テントの中や車内で使える?
Q.どのカセットボンベを使う?ガスは付いている?
Q.大きな鍋や鉄板は載せられる?
Q.ST-310とどちらを選ぶ?
Q.寒い時期でも使える?
Q.子どもがいる場面で気をつけることは?
総評・まとめ:買って良かったか?
ST-340を持ってから、ひとりや少人数で出かける日に、フライパンで焼く料理を迷わず作れるようになりました。直径6.6cmの火口と3.3kWの火は、18cmのフライパンで焼く料理と相性がよく、点火アシストレバーは最初から付いています。360gで畳めて、収納ポーチに収まる。ST-310とは、料理の中身で使い分けています。 価格はST-310より2,310円高く、載せられるのは直径19cmまで。風防は付属せず、5℃を下回る環境での火力は商品説明にありません。テントの中や車内では使えず、ボンベは指定のSOTOのCB缶を別に用意します。それでも、湯沸かしだけでなく、焼く・炒めるまでシングルバーナーでこなしたい人には、1万円を切る価格で選べる、頼もしい1台だと感じました。
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