EcoFlow RIVER 3 レビュー|ACを1口足したい在宅SEの停電対策

以前レビューした**Anker Solix C300 DC**で、停電してもノートPCとスマホ、USB給電のWi-Fiルーターは動かせるようになりました。ただ、使い込むうちに**ACアダプターで動く機器を1つだけ動かしたい**場面が残りました。EcoFlow RIVER 3は、**230Wh**・**AC定格300W(サージ600W)**のコンパクトなポータブル電源で、電池は**リン酸鉄**です。Amazonで**¥24,800**。「**在宅SEの停電対策に、ACコンセントの分を足せるか**」を確かめました。
EcoFlow RIVER 3 ポータブル電源 230Wh(AC定格300W・リン酸鉄) を選んだ理由・購入のきっかけ
わが家の光回線は、壁ぎわの終端装置(ONU)がACアダプターで動いています。ルーターをUSBで動かせても、ONUが止まればネットにはつながりません。C300 DCはACを搭載していないので、ここだけは備えられていませんでした。 RIVER 3は、窒化ガリウム(GaN)を使い、メーカーの説明では従来品と比べて100W未満の小型家電の稼働時間が大幅に延びるモデルです。電池はリン酸鉄で、3,000サイクル後も放電容量80%(メーカーは10年間の使用に相当と説明)。バッテリー管理システムのX-Guardが、24時間・44種類の安全指標を監視しています。停電のときに20ms以内でバッテリー給電に切り替えるUPS機能があり、半径0.5m以内で30dB以下という静かさもうたわれています。残量や充電時間は液晶画面とアプリで確認でき、アプリからは充電スピードも調節できます。保証は2年間です。 価格はAmazonで¥24,800(2026年9月29日確認)。Amazonの評価は4.2/520件でした。
届いてみた第一印象(開封レビュー)
箱から出すと、C300 DCと同じくデスクの足元に置いても邪魔にならない大きさでした。メーカーは、ショルダーバッグやミニバンにも収まる軽量・コンパクト設計と説明しています。 最初に確かめたのは液晶画面です。電源を入れると、残量や充電時間がひと目で分かります。スマホのアプリにもつないで、仕事部屋を離れていても残量を見られるようにしました。 取扱説明書には、4台以上の機器を同時に動かしたり、高入力のアダプターを使ったりすると、電圧が不安定になって液晶が正しく表示されないことがあるという注意があります。つなぐ機器を決める前に、ここは一読しておくと安心です。
実際に使って良かった点(メリット)
1メリット1:ACアダプターで動く機器も、定格300W以内なら動かせる
AC定格300W(サージ600W)なので、ONUやモニターのようにACアダプターやコンセントのプラグで動く機器もつなげます。C300 DCではつなげなかったONUを動かせるようになり、停電中もネットにつながる見通しが立ちました。つなぐ前に、機器の消費電力が300W以内かを表示で確認しています。
2メリット2:UPS機能で、デスクにつないだまま待機できる
停電のときは20ms以内でバッテリー給電に切り替わるとメーカーは説明しています。RIVER 3をコンセントにつないだまま、ONUをRIVER 3のACにつないでおく使い方にしました。壁のコンセントからRIVER 3のプラグを抜いて停電を再現してみたところ、わが家の機器では、ONUのランプは消えずにそのまま動き続けました。
3メリット3:リン酸鉄とX-Guardで、置きっぱなしでも安心感がある
電池はリン酸鉄で、3,000サイクル後も放電容量80%(メーカー表記)。X-Guardが24時間・44種類の安全指標を監視しています。保証は2年間で、使い終わったあとの回収サービスもあります(EcoFlow製品限定・送料は購入者負担)。
4メリット4:仕事部屋に置いても音が気にならない
メーカーは、半径0.5m以内の騒音を30dB以下に抑えたと説明しています。デスクの足元に置いてオンライン会議をしていても、動作音が気になったことはありませんでした。
気になった点・いまいちなところ(デメリット)
1デメリット1:定格300Wを超える家電は使えない
AC出力は定格300Wです。ドライヤーや電気ケトルなど、消費電力が300Wを超える家電は使えません。停電中に使いたい家電があるなら、本体やACアダプターの消費電力の表示を先に確認してください。
2デメリット2:医療機器の電源には使えない
在宅で医療機器を使う家族がいる場合でも、医療機器の電源としては使わないでください。停電への備えが必要なときは、EcoFlowや医療機器のメーカーに使える電源を確認するのが前提です。
3デメリット3:容量は230Wh。長い停電を1台でまかなうものではない
容量は230Whです。何時間使えるかはつなぐ機器の消費電力しだいで、家じゅうの家電を長時間動かすような使い方には向きません。私はONUとモニターなど、仕事を止めないための機器に絞って使っています。
4デメリット4:同時につなぐ台数が多いと、液晶表示が不安定になることがある
取扱説明書では、4台以上の機器を同時に動かす場合や、高入力のアダプターを使う場合に、電圧が不安定になって液晶が正しく表示されないおそれがあるとしています。私はRIVER 3にはAC機器を中心につなぎ、USB機器はC300 DCに分けています。
こんなシーンで使っています(使い方・活用例)
在宅勤務中の停電に、ONUを止めない
ふだんはRIVER 3をコンセントにつないだまま、ONUをRIVER 3のACにつないでおきます。ルーターとノートPC、スマホはC300 DCのUSBから。2台で役割を分けたことで、停電してもネット回線と仕事の機器をまとめて動かせる形になりました。使い方は取扱説明書に従っています。
デスクのモニターを動かす
停電のときに大きな画面で作業を続けたくて、ACアダプターで動くモニターもつないでみました。消費電力の表示を確認したうえで、液晶画面で残量を見ながら使っています。長くなりそうなときは、モニターを外してノートPCの画面だけに切り替えるつもりです。
夏の停電を想定した卓上扇風機
仕事部屋は夏に暑くなるので、停電を想定して消費電力の小さい卓上扇風機をつないで試しました。メーカーは100W未満の小型家電の稼働時間を延ばしたと説明していて、こうした小さな家電に絞ると使いやすいと感じます。
類似品・他社製品との比較
当サイトでは、私が先にレビューしたAnker Solix C300 DC(¥34,990)と、上位モデルのEcoFlow RIVER 3 Plus(¥39,600)もレビューしています。いちばん大きな違いはACコンセントの有無で、C300 DCはAC非搭載のぶんUSB機器への給電に割り切ったモデル、RIVER 3はAC定格300Wを備えています。容量はC300 DCのほうが少し大きいものの、RIVER 3はC300 DCより10,190円安く、ACの機器を1つ動かしたい用途にはこちらが合いました。RIVER 3 Plusとの差は14,800円で、上位モデルを選ぶかは予算と使いたい家電しだいです。USB機器だけならC300 DC、ACの機器を手頃な価格で足したいならRIVER 3という分け方で、わが家では2台を併用しています。
🙆 おすすめな人
- ・在宅勤務の停電対策に、ACアダプターで動く機器も1つ動かしたい人
- ・光回線のONUなど、ACで動くネット機器を停電中も止めたくない人
- ・定格300W以内の機器に絞って、手頃な価格で備えたい人
- ・デスクにつないだまま、UPSのように待機させておきたい人
- ・仕事部屋に置いても音が気にならない電源を探している人
🙅 向いていない人
- ・ドライヤーや電気ケトルなど、消費電力が300Wを超える家電を使いたい人
- ・医療機器の電源として使いたい人(使える電源はメーカーに確認)
- ・長時間の停電を、1台で家じゅうの家電までまかないたい人
- ・USB機器だけに備えられれば十分な人(C300 DCなどが候補)
EcoFlow RIVER 3 ポータブル電源 230Wh(AC定格300W・リン酸鉄) のよくある質問・口コミ・評判(FAQ)
Q.どんな家電が使える?
Q.医療機器の電源に使える?
Q.UPSとして使える?
Q.何台まで同時につなげる?
Q.保証と、使い終わったあとは?
総評・まとめ:買って良かったか?
RIVER 3を足してから、停電してもONUを止めずにネットにつながるという、C300 DCだけでは埋められなかった部分を備えられました。コンセントにつないだまま待機させておけるUPS機能と、デスクの足元に置いても気にならない静かさは、在宅勤務の仕事部屋にちょうど合っています。 一方で、AC定格300Wを超える家電は使えず、医療機器の電源にも使えません。容量も230Whなので、使う機器を絞る前提です。使い方は取扱説明書に従ってください。そのうえで、USB機器の備えにACの機器を1つ足したい在宅ワーカーには、手頃な価格で選べるポータブル電源です。
⛺ アウトドアカテゴリの関連記事
一覧を見る →
【2026年版】冬キャンプ装備9選|「寝袋→暖房→電源→灯り→快適」の順に、命に近いほうから揃える

【2026年版】電源のいらない暖房5選|灯油×カセットガスを「キャンプ・停電・日常」で選び分ける

Anker Solix C300 DC レビュー|在宅SEの停電対策をUSBで割り切る

Jackery 2000 New レビュー|連泊キャンプと車中泊の大容量電源

Anker Solix C1000 Gen 2 レビュー|4人家族の停電対策
